【HQ】カラダは貴方に、ココロは誰に? (R18)
第1章 ▷▷プロローグ
母親が連れてくる愛人ら、母親と同い年くらいの男の人から10歳も年下の若そうな男の人から様々だった。
数年前に連れてきた26歳の男の人は、母親も本気で好きになったらしく、いまでも他に愛人を作ることなく真剣に交際しているらしい。
そんな男の人に私はやたら気に入られた。
その人が呑んで帰ってきて荒れている日は散々暴力を振るわれたこともあった。
そんなある日、寝ていた私の上に覆いかぶさっていたのは母親の彼氏だった。怖くて、怖くて、必要で抵抗し、母親に助けを求めた。
そして、私部屋に駆けつけた母親から放たれた言葉は、私を心配する言葉ではなく「目障り」という言葉だった。
仕方なく私を引き取った母親には私は邪魔でしかなかったのだ。
そして、その日から間もなく、何も伝えられることなく母親に全寮制の学校に転校させられ、明日からその高校に通うことになった。