My important place【D.Gray-man】
第40章 パリの怪盗
「気ィ引き締めろよ、ゴズ。AKUMAと遭遇しねぇとも限らねぇからな」
「は、はいっバズ先輩!」
「オイオイ…んな物騒なこと言うなよ。エクソシストがいない今、AKUMAなんかと遭遇したらアウトだろー」
先に出口を潜って光の向こう側に消えていくバズ達。
AKUMAと遭遇なんて勿論避けたいけど、確率的に言えば五分五分。
ユウとマチュピチュでイノセンスの調査任務をした時のように、怪奇現象の原因がイノセンスじゃなくAKUMAだということもある。
その心配は尽きないけど…とりあえず、まぁ。
「美味しいもの、食べられるかなぁ…」
贅沢を言えば本場のフレンチとか。
ちょっと食べてみたいなぁ。
なんて。
「……」
………この場にユウがいたら絶対呆れた顔するか怒られそう。