My important place【D.Gray-man】
第34章 Resonance
感じたのは 予感だった
『ば…』
やめて
言わないで
僕は僕だよ
シスター
『化け…物…』
震えるその口から零れた言葉
それはずっと蔑んできた町の皆と同じもの
『──っ』
目の前が 真っ黒な思いに塗り潰される
そんな 気がした
僕は化け物じゃないよ
デビットももうひとりの僕なんだよ
なんで認めてくれないの
なんで
化け物じゃないって そう言ってくれたのに
──…イラナイ
『け、警察に連絡を…ッ』
『ああ…!』
──イラナイ
『貴方達が強く思えばそれは現実にナル♡ 願いなサイ、それだけでいいんデス♡』
──イラナイ
──イラナイ
──イラナイ
──イラナイ
──イラナイ
──イラナイ
『『…ぜんぶ、』』
──消えちゃえ