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My important place【D.Gray-man】

第23章 2/14Valentine's Day(番外編)


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「………で?」

「…うん」


 その後。


「感想でもあるなら言ってみろ」

「……部屋、明るくなったね」


 無事雨も上がり、教団に帰り着いて一番に風呂場に月城を連れて行った。

 腕組みしたまま自室を見渡し言えば、風呂上がりのタオルを肩にかけたまま、隣に立つ月城の顔が引き攣った。
 なんだその苦し紛れな褒め言葉は。

 こいつが選んだ花瓶にまとめて飾られた花束は、想像以上にでかく幅を取る羽目になった。
 目に痛いくらいに主張してくるもんだから、明らかに部屋のバランスがおかしい。
 元々部屋を飾り立てる趣味なんてないが、これは明らかに悪趣味だろ。


「でも、ずっとじゃないから…花が枯れるまで、お世話くらいできるでしょ? 一日一回、水を換えるだけだし」

「…お前の担当な、それ」

「えっ。」


 お前の言う通り、飾ってやったんだから。
 責任持ってお前が世話しろよ。


 それから暫く、俺の部屋に足を運ぶのが月城の日課となった。




















 Happy Valentine's Day.


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