• テキストサイズ

My important place【D.Gray-man】

第21章 地獄のティータイム



「た…偶々です…」


 俯き加減に、さっきと同じことを口にする。
 理由なんてない。本当に偶々だから。
 でもさっきもその理由じゃ、ルベリエ長官は納得してくれなかった。
 はいそうですかとは帰されず、笑顔でお茶を誘ってきたから。
 断ろうにも有無言わさない圧に促されて、椅子に座るしか選択肢は取れなかった。

 そして、今のこの状況。
 温かい午後の日差しが差し込む立入禁止の部屋で、凄まじく偉い中央庁の長官様と、二人きりでのティータイム。
 という名の尋問地獄。

 お願いです。
 誰か助けて下さい。











/ 2655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp