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My important place【D.Gray-man】

第46章 泡沫トロイメライ



「チャオジーとご飯食べたいなって…そういえば一度も食堂で一緒したことないよね」

「いや、俺は…」

「それナムル?好きなんだ」

「はぁ…まぁ、」

「私、食べたことないんだ。どんな味?」

「それなら厨房で貰ってきたらどうっスか」

「でももう朝食食べ終えたから、お腹いっぱいで。チャオジーの一口くれない?」

「……俺、男っスよ」

「? だから?」

「いや、だから…か、」

「か?」

「…んせつ、になるじゃないっスか…」

「………」



か…んせつ?
あ、関節キスってこと?

ぼそぼそと若干赤い顔を背けて言うチャオジーの顔は顰められていたけど、こんな反応稀だったから。
堪らず掴んでいた手を服からその手に握り変えていた。



「喜んで!!!」

「はぁあ!?なな何言ってんスか!?」



がしりと両手でチャオジーの右手を鷲掴む。
慌てふためく赤い顔が眩しく映る。



「同じ釜の飯を食う!そこに男と女の垣根なんてない!」

「あるっスよ!立派に男と女っスよ!?」



いやいや。
男だ女だ、別に関節キスなんて気にしないし。
寧ろどんと来い。

共に釜の飯を食べようじゃないかチャオジーなら大歓迎!










「………」

「…神田のあんちゃん…雪ねーちゃんが浮気してるぞ」

「こらっそんなこと軽々しく言わないのっ」

「イテッ」



私は目の前のチャオジーしか見えてなかったから。
後方でユウが大変な顰めっ面をしていたなんて、知りませんでした。

(後日、ティモシーに聞いて知りました)

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