第1章 返信
現在、2時36分。
ようやくベッドに横たわる。まあまあの時間かな。明日8時起きだけど。
目覚ましセットして、携帯を確認。
「…あ。やべ、忘れてた」
『大丈夫?』ってメールがきてたんだよね。仕事中だったから返せなくて、そのまま…気付いたらこんな深夜。昨日、珍しく弱音吐いちゃったからな、俺。
【俺のことは心配しない
で。もう大丈夫。遅く
にゴメン。お休み!】
これでよし、と。
昨日のグチも電話越し。最近スケジュール合わなくて全然会ってねえな…
なんとなく、彼女の笑顔を思い出し、ちょっといい気分のまま布団にもぐりこむ。
すると
~♪~♪~♪
メール着信音。手だけ伸ばして携帯を開く。
「え、マジ?」
彼女からだ。起きてた?もしかして、起こしちゃった?
思いのほか早く返ってきたそのメールには…