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FloW WorlD
第34章 CandlE WorlD
『・・・』
琴乃はキョウヤの寝ているベッドと、
横のベッドとの間に座った。
床に足と尻を付き、
空いていた横のベッドの側面に背中を預け、
膝を立てて、両腕で両膝を抱え込んで
体育座りをした。
皿燭台のロウソクの火は消し、床に置いた。
顎を膝の上に置いたまま、
頭を傾け、上目遣いで
ベッドから少しだけ見えるキョウヤの顔を見た。
『・・・ヒーローさん・・・』
琴乃は意識を取り戻さない
<命の恩人>をずっと心配していた。
その思いから、ここに居座ることにしたのだ。
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