第7章 一時の休息
「いいよ。
その間に作るか…ら…?」
言い終わらぬ内に、目の前に景色が一転した。
「ちょ、ちょっと?」
何がしたいの?
「お腹空いたんで、雪を食べることにします」
はぁ?
「ちょっ…」
嘘でしょ?
「雪が悪い。
そんな誘うような目をして…」
「そんな目、してなっ…んっ」
話している途中で、口を塞がれた。
「雪は無自覚でも、私にはそう見えました。
だからここは大人しく食べられろ、です」
ニヤリ、と怪しく微笑まれたら…何も言えない。
でも、これだけは言わなきゃ。
「…1回だけで済むなら」
「はい?」
「1回で終わってくれるなら、シても良いよ」
私も少し、L不足だから。