• テキストサイズ

【DEATH NOTE】甘いもの以外に好きなもの

第6章 事後報告


…心拍に異常は見られない。


「目見ても良い?

光当てるから、ちょっと眩しいよ」


「大丈夫」


瞳孔をライトで照らす。


ここにも異常は見られない。


とりあえず、今すぐどうこうと言うものでは無いことが分かった。


「萌ちゃん、どう言う風に痛む?」


「うーん…キリキリ、かな」


「キリキリね…」


キリキリ痛むか…。


「今何か薬は飲んでる?」


「ううん、飲んでない」


薬の副作用の線も消えた。


「その症状はいつから?」


監禁とは関係性が無いと考えられる。


「1週間くらい前」


やっぱり…。


「ご両親には、ちゃんと話した?」


「うん、話した。

病院に行って色んな検査も受けたけど、なんとも無いって」


「どんな検査か分かる?」


「ほとんど全部だと思う」


検査でも異常は見られない、か。


「他には何か言われた?」


何か、見落としていることがあるのかも。


「思い込みだって。

構って欲しいから、嘘言ってるって言われた」


年頃の女の子にそんなことを…。


なんて無神経な医者なんだろう。


同じ医者として、恥ずかしい。
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp