• テキストサイズ

【DEATH NOTE】甘いもの以外に好きなもの

第5章 本領発揮


あの彼が慌てると言うことは、何か相当な訳ありの様ですね。


おっと、一応雪に月くんがここに居ることを連絡しなくては。


鉢合わせでもしたら、面倒ですからね。


「さっき粧裕の学校から連絡があったんだ、今日は登校して来て無いって。

一旦家に帰って見て来たけど、やっぱり居なかったよ」


なるほど、先程の電話はそれでしたか。


しかし、これは…。


「誘拐、かもしれませんね。

身代金の要求は?」


ただのサボりとも取れますが、月くんの反応からそうで無いことは確かです。


「…無い」


無い…?


「おかしいですね、誘拐は身代金目的が大半です。

なのに要求が無いとなると…金銭以外の欲求を満たす為、でしょうね」


直接的な表現は避けて話す。


「お金以外…」


ワナワナ、と月くんの唇が震える。


月くんの理解の早さには、毎度驚かされます。


「落ち着け、月。

まずは状況を整理しよう、まだ誘拐だと決まった訳じゃない」


月くんを宥められるのは、やはり夜神さんしか居ませんか。
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp