第1章 病院
××××年11月半ばの雨の日
今日は定期受診の日だった。
「やだな~…あったま痛い…(泣」
爽は雨の日が一番嫌い
受診は必ず病院には行くけど出来ればこんな日は
1日寝ていたい…偏頭痛もちでもあるから行きたくない。
雨に降られたら身体中がベタベタして気持ち悪い
「爽ちゃ~ん!起きてる?」
「ノア兄?」
二階の窓から外を見ると
玄関前に車を止めたノア兄がこちらを見上げていた。
私が首をかしげながら窓あけ「どうしたの?」と話し掛ける。
「“どうしたの?”って…(呆
爽ちゃん今日は受診の日だろう?」
私が頷くとノア兄が笑いながら
「俺も病院に用事があるから一緒に行こうってな」
と言う事でノア兄の車に乗り今日は病院に向かった。
病院に着き私達は別行動になった。
その為,ノア兄の車の合鍵を渡され
『用事が終わったら一緒に帰ろうな。
ただ,爽ちゃんの受診がたぶん先に終ると思うから俺の車の合鍵渡しとくね?』
ついでにいえばノア兄の車には大量な小説や病,手術の件文書等で大半車の中が埋めている。
“受診が終わったら飲み物なにか買って……ノア兄の小説を漁って読もう”