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平和な1日。

第7章 episode5



「さ、つきさんっっ...」

ボソッ、と呼ばれ振り向く。
カタカタ震えながら真っ直ぐ私を見る雛寧ちゃん。

「どうした?」

微笑みながら尋ねると、ゆっくり立ち上がり私の前に立った。

「よろしくお願いしますっ....!!!」

「あ、はは。うん、よろしくね?雛寧ちゃんっ!!」

ギュッと抱きしめると、ビクッと肩が上がる。
が、すぐあとに抱きしめ返してくれた。

「これからは楓希って呼んでよ」

「は、はいっ」

伝わればいいな。
安心できる居場所は、いくらでも作れるんだってこと。
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