第31章 気づく者と気づかぬ者
2日目
今日は午前中学校があった俺。
することもなかったからさっさと家に帰ったら。
「...リトさんホンットに邪魔です」
「素っ気ないなあ〜」
なんかムカつく光景が目に飛び込んだので、
説明する前に今の気持ちに素直に従って殴った。
そして説明しよう!
なぜ殴ったのかというと、
「いてぇよ〜...」
「黙れ変態オオカミ」
姉ちゃんにセクハラ紛い(いやあれはセクハラ)をしていたからである。
女誑しのうえに変態とは。
コイツは男の中でも最低なラインのやつだな!!!
「いっぺん死ん...「り、璃玖斗っ!!その先は言っちゃダメ!」
姉ちゃんが慌てて俺が言おうとした言葉を遮る。