第31章 気づく者と気づかぬ者
「…もが....ふががっ…んがっ!!!」
「あ、ごめん」
ようやく正常に息を出来る。
息を整えて再びリトを睨みつける。
「姉ちゃんにセクハラなんて、いい度胸じゃねぇか」
「…あ、い、いや....
ちげぇよ?ちょ、まっ…」
その後は省いておきます。
ボッコボコにしてやったから、
リトの顔は傷とアザだらけ。
ふんっ、ざまあないぜ!
「くたばれ変態オオカミっっ!!!」
コイツはほっときゃセクハラしやがって....
でも。
「…んもお、これじゃあ女の子と遊べねえよぉ」
女誑しなんて、少し言い過ぎなのかもしれない。
そう思う今日この頃。