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平和な1日。

第29章 颯希の生い立ち、そして真実。



『あともう少しだけ。子どもが産まれたら、その時はお願いします...』

『何かあれば連絡してね』

そう約束し、この日は別れた。



それから何ヶ月か経ち、私は"颯希"を産んだ。
可愛らしい女の子。
だからこそ、あの環境はいけない。

私は決心した。
颯希を養子に出すと。

『龍太郎さん、後はお願いします』

『智恵ちゃんは...?』

『大丈夫です』

この日、
龍太郎さんは不安そうに帰って行った。

私はこの日、病院の屋上から飛び下り自殺した。

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