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平和な1日。
第28章 特殊能力11
「璃玖斗、私、ちゃんと真実を知るよ。すべてを知って受け止めたいって思う。」
知りたい。お母さんのこと。
あの頃のこと。
だから、どんな真実だって受け止めたい。
例え残酷な真実だったとしても────
「無理、すんなよ。何があっても姉ちゃんには俺が居るんだから」
璃玖斗。
いつも傍に居てくれてありがとう。
きっと寂しかったのは璃玖斗もだから。
「ありがとう」
大丈夫。
一人じゃない。
自分にそう言い聞かせながら私はこの日を終えた。
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