• テキストサイズ

平和な1日。

第28章 特殊能力11


『姉ちゃん大丈夫か?』

璃玖斗だ。
心配して来てくれたのかな。

「うん、大丈夫だよ」

ドアを開けようとドアノブに手を伸ばすと、

『泣いてたんだろ?声が、少し鼻声って言うか』

「....き、気のせいだよ!」

泣いたなんて言えない。
璃玖斗には余計な心配をこれ以上かけたくない。

だから、強がってしまった。

『なんで、言ってくれねぇの。言えないのは、俺が実の弟じゃねぇから?』

バンッッ

「違う!!!」

思いきりドアを開けた。
璃玖斗の目は切なげだった。

/ 392ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp