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平和な1日。
第28章 特殊能力11
「りっ、くん...??」
床に放り投げられた携帯を拾い上げる瑠都。
漣音も驚いて言葉が見つからず、口をパクパクさせてる。
唇を強く噛み締め、俯く。
八つ当たりはダメだ。
支えてあげなきゃダメだ。
「....ごめんなさい」
「大丈夫??なにか言われたの?!」
心配そうに問い詰める瑠都。
でも、言えない。
これは人には言えない事情がある。
「....平気、悪かった。」
大丈夫なんかじゃない。
けれど、平気しか答えられなくて。
情けない。
俺は、自分しか守れないんだ...
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