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平和な1日。
第28章 特殊能力11
冗談じゃねーよ、
蒼汰が少しキレ気味に答えた。
こっちだって冗談じゃねーよ。
お前の心境とか成り立ちとか、
そんなもんは知らねぇよ。
でも、知りたくもない。
そんなんで許すことはできない。
「さっさと失せろ。」
『イヤだね。父さんもさあちゃんと話したいって、言ってるんだから”まだ”だよ』
ふふふ、
と笑う蒼汰。
「....あっそ、、」
ガコンッッ
電話を切ったあと、思いきり携帯を放り投げた。
壊れただろう勢いで。
だから会わせたくなかった。
姉ちゃんと蒼汰を。
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