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平和な1日。
第26章 特殊能力9
ガチャ
「...キミはッ!!」
入って来たのは小鳥遊侑莉。
少し怪我してる。
「出してあげる。時間がない、早く」
「瑠都くん、行こう!」
敵だから信じちゃいけないのかもしれない。
でも今は彼女だけが頼りだから。
瑠都くんは戸惑いつつも、頷いてくれた。
「ボスを止めてくれてるの」
「誰が...?」
「....燐斗」
少し切なそうに発した名前。
その人の名前なのだろうけれど。
どうしてそんなに泣きそうな顔をするの?
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