• テキストサイズ

平和な1日。

第24章 特殊能力8



まず始めにお爺さんを刺殺した。
町の人間は震え上がり、そして涙を流した。

『侑莉っ』

血だらけの手を、ギュッと握り締めてきた。
その女は私の母親。

痩せ細っていて、そしていい服を身にまとっていた。

「今さらなんだ?謝りに来たか?それとも、命乞いか?笑えるな、お前は自分の娘に情けない姿を晒すのだ」

『ごめんなさい、すぐに助けに行けなくてっ...』

「もういい。ボスから町の人間"のみ"を好きな殺し方で処分しろと命令された」

ぐるりと見渡す。
中には観光客か、訪れた商人か。

そんな人も居た。

『お願いやめて...、』

「黙れ、」

お母さん、
貴方は情けないと思わないの。

ホントにあの時、助けに行けなかったの?
私はもう、信用なんかしないから。
/ 392ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp