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平和な1日。

第20章 特殊能力5



姉ちゃんが家族じゃなければって、
いつも思った。

いつだって姉ちゃんの隣で笑うことが出来るのは俺じゃなくて他人だ。

こんなにも好きなのに。
こんなにも愛してるのに。

簡単に言葉にして言えない。
きっと、姉ちゃんを傷つけしまうから。

ズルい。
なんで蒼汰なんだよ。
アイツだって結局は一緒じゃないか...

「璃玖斗、私はもう蒼汰くんを好きじゃないから」

やっぱり上手くいかない。

蒼汰、君はズルい。
そうやって姉ちゃんを奪うのか?

「慰めなんか要らない。姉ちゃんは、ウソつきだ!!!」
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