• テキストサイズ

平和な1日。

第20章 特殊能力5



アイツに会わせたくない。
だって蒼汰は...

「璃玖斗、どうしたの?」

「なんで。なんで会うの?」

立ち止まり、姉ちゃんの方を向く。
姉ちゃんは申し訳なさそうな顔をする。

「約束したよね。俺、許さないから。姉ちゃんは...っ」

「璃玖斗?」

ダメ、言っちゃダメだ。
これはイケないこと。

「....なんでもない」

なんでなんだ。
どうして蒼汰なんだよ。

姉ちゃんの事も、姉ちゃんへの気持ちも。
何もかも俺の方が強いはずなのに。

ぜんぶ、上手くいかない...。
/ 392ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp