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平和な1日。

第20章 特殊能力5



会いたくなかった。
昔を思い出してしまうから。

「カッコよく、なったね」

「ありがとう。さあちゃんにそう言ってもらえて嬉しいよ」

小さい頃、聞いたあの話。

蒼汰くんには会いたくなかった。
それはたぶん、過去を思い出したくないから。

「僕ね、放課後とか休みとかにずっとさあちゃん捜してたんだ。」

「....そっか」

あれから、私達は会うことはなかった。
決して会わせてはもらえなかった。

「その間に、いろんなこと。あったんだ...」

「...私も....」
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