第19章 特殊能力4
それから数年経ち、私は小学校へ入学した。
お姉ちゃんは中学校に。
弟の璃玖斗も3歳になった。
お母さんは浮気なのかは定かではないが、蒼汰くんパパには会わなくなっていた。
「おねーたん、あそぼお」
お姉ちゃんは部活で忙しかったし、お母さんもお父さんも仕事だったから璃玖斗の面倒は私の役目となっていた。
「うん!!公園行こっか」
「わぁい!!!こーえんいくぅ!!」
お姉ちゃんになったけれど。
このころも、感じていた。
私はみんなとちょっと似てないなって。
「靴履いて、璃玖斗」
「はあい」