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平和な1日。
第16章 特殊能力1
「おい!颯希!!」
「うわっ」
ぐるりと無理やり後ろへ向かされる。
振り向くと、目の前には漣音さん。
なんとも言えないほどしかめっ面。
「まだ怒ってらっしゃるんですか」
そう問うと、いや...、としかめっ面のまま答えた。
絶対に怒ってるな。
「さっき、言えなかったから。ちょっと言いに来たんだ」
手に力がこもり、肩に痛みが増す。
なんだ、緊張してるのかな。
「なんですか」
「歓迎パーティーを、やる!だから酒を、買って来い!!」
顔を真っ赤にさせながら言った。
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