第1章 いちごみるく飴1つ目
及川side
及「ふーん...それさ、見て楽しまれてるだけじゃないの?」
あのあと、彼女は同じクラスに昨日転校してきた子だと判明した。なんで知らなかったんだ?俺が昨日風邪で休んだからか←
『いや、でも彼女たち成功したらアイスたくさんくれるんですよ?!いいじゃないですか!!』
及「それでもさ、告白とか恥ずかしくないわけ?」
『アイスのためなら何だって乗り越えてみせますっ!!』
何だこの子。さっきからずーーっと飴舐めてるし。小動物??お花畑から来た系?←
『で、付き合ってくれるんですか??』
という少女は俺を(アイスへの欲にまみれた)真剣な目で見つめてきた。
及「ん〜、ちゃんが俺の事好きなら、いいんじゃない?」
『...好きってどんな感じですか??』
及「誰かのことを考えたら顔が熱くなるとか、誰かのことばかり考えちゃうとか?」
『私及川さんの事考えてたら(アイスもらえるから)顔熱くなるし、(アイスもらえるから)及川さんの事ばかり考えちゃいます...』
ちゃん赤くなってるけどそ俺が好きなんじゃなくてアイスだよね、好きなのは。
...まぁ、いっか。面白そうだし。
及「...いいよ、付き合っても。」
『ま、まじですか?!?!ありがとう〜!!』
ちゃんは俺にぎゅう、とだきついてきた。
...思った以上にちっちゃいね。(失礼)
及「じゃあさ、とりあえず今日俺の部活見に来なよ。元何部だったの?」
『ええっと..吹奏楽部でしたっ!』
...イメージぴったり。
及「じゃ、放課後、一緒行こうね」
『はいっ!!』
そう言って俺達は一緒に教室に戻った。
そしたら、ちゃんに命令したっぽいヤツがこっち見て硬直してた。あと男も残念そうな顔してた。
まあ、モテるよね、可愛いもん。
なーんか、面白くなりそうっ☆