第4章 ビターチョコひとつめ。
東京から帰ってきた次の日。俺は現実をつきつけられた。
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今日は、もう中間テスト一週間前。五教科の小テストが行われた。
んで、いまは帰りのHR。小テストが返されている。
まあ、俺は勉強嫌いじゃないし、平均くらいにはできる。もしくは平均よりちょっと上かなってくらい。
小テストもそんなに難しくなく、テストはそこまで心配していない。
でも。
教室の隅で青ざめて震えている人影が。
だ。うん、なんか予想はしてたんだけどさ。
そういえば、今日から部活がテスト休みだなぁ、つまんねえの(知らないふり)
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『すゅみましぇんですた』
いや、予想はしてたんだけどさ。してたんだけどさ!!
「これ...テスト受けたの?」
とりあえずがなんか俺に言いたげだったから俺の家に来て、ゆっくり話すことになったんだけど。(何気に初めて俺の家に来るんだよな)
「むしろどうやったらこの点数取れたのか聞きたい」
の小テスト結果(60点満点)
国語 0点
英語 58点
理科 16点
数学 53点
社会 9点
なんか英語と数学はいいんだけど。あ、外国育ちだからか...数学は...なんでだろ。あ、楽譜とかで計算に慣れてるから?
いやいやいや、ちょっと待て国語と社会!!理科もやばい!!
「...お勉強、しよっか」
『...ひゃい』
地獄のようなテスト勉強が、今ー
幕を上げる。