第3章 東京ばなな一つ目。
及川side
その後は、すぐに大人しく寝てくれたから助かった。
そして次の日の朝。早朝から張り切ってどこに行くのかと思えば、もりっちと呼ばれる人の家に行くらしい。
俺はスカイツリーに行きたいんだけど。
『あのね、もりっちはね、ちょーお母さんなの!!私がぼくちゃんと悪いことしたら叱られるんだよ!』
いやあんまり他の男の話とか聞きたくないんだよね。
そんなに時間はかからずについた夜久という表札がある家。ここらしい。
ピンポーン
ガチャ
夜「はーい...っておお!か!ちょっと俺洗濯干してくるから俺の部屋に行っとけ!あ、初めまして、こいつがいつも世話になってます」
『はーいっ!』
...思った以上のオカン出てきた?!((
俺達は、彼の部屋に待機した。
すると彼は五分位でエプロン姿で部屋にやってきた。
そこからは自己紹介をしあって、三人でいろいろと喋った。
もう何もかもが完全におかんだった。
会話の内容が井戸端会議みたいだった。
楽しかったけどさ。
ところで。
及「、そろそろ帰ろっか。もうすぐテストだし、かえって勉強しなきゃでしょ?」
もう気づけば夕暮れ。
俺達は、夜久くんと別れて、駅へ向かった。
そして、もう大分夜も更けた頃に地元へ帰り着いた。
は爆睡していた。家に送ったら...うん、うるさいお兄さん方がいそうだ。とりあえず、家に連れて...いやもっと怒られるか。
ということで、その日は家までちゃんと送り届けた。
なんだかんだ言って、都会の度は楽しかった。また行きたいな、なんて。
一週間後、中間テストだなぁ。
そういえば、アイツ勉強できんのかな(フラグ)