第1章 いちごみるく飴1つ目
及川side
店員「4点で2万5600円になりまーす♪」
『に、にまっ....?!?!』
及「俺出すよ」
『あ、ありがとう...!』
ついてきたのに金払えないとかカッコつかないじゃん?
俺達は会計を終わらせて、クレープ屋さんに行った。
『えぇっと、このチョコキャラメル生クリームスペシャルにチョコクランチとアーモンドとバニラアイスと抹茶アイス追加で!』
店員「しょ、少々お待ちください...お会計八百円になります」
クレープで八百円とか何者?!
俺は普通にいちごクレープにした。
は、トッピングが零れそうなほど乗ったクレープを嬉しそうに受け取った。
『やっぱり甘いものに限るなぁ〜♪』
及「よく胃にもたれないよね、そんなの食べてさ」
『いやいや、まだこれ甘くない方だよ?一口食べてみる?』
そう言って、なんのためらいもなくこっちにクレープを差し出してきた。
及「あのさ、関節キスになるよ?」
『別に関節キスなんて普通じゃないかな?よくやることだよ?部活の時とか、普通に楽器を借りたりしてたし...』
あぁ、そーゆーことね...
俺はクレープにかじりついた。
うわ、甘いよめっちゃ甘いじゃん...美味しいけど。
そんなこんなで、楽しい時間はすぐに過ぎて空は真っ暗になった。
昨日と同じように、を家まで送っていく。
その途中。
『...あ』
?「...あ」
『あ、あれ...?人違いかな...確かにまえみた時よりデカイし声が違うような...』
及「どうかしたの?」
『い、いや、昔の友達に似てる人が...』
?「おいおい、似てる人じゃねえぞ?お前だろ?俺だよ、普通髪型でわかんだろーがっての」
『や、やっぱり...てつろー...?』
黒「そうそ。お、なに、彼氏さん?」
『そーだよ〜!!うわぁてつろーだぁぁ!!てつろー久しぶりだぁぁぁ!!デカくなったね!!!』
そう言っててつろー...って奴に抱きつく。
黒「ちょ、お前彼氏さんの前でなぁ...相変わらずアホも治ってねぇしちびだなぁ...胸の成長が異常な気がするけど」
ちょ、最後何?!
及「ねぇ君...あんま俺の子に手出すなよ」
黒「あー、すまんな。てか、お前さ...」