第1章 初夜
犬神はむしゃぶりつくように胸に吸い付き、蜜壺の指を増やし、激しく動かす
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ・・・・・あぁぁ・・・っっ」
の躰は反り返り、痙攣する
そしてビクビクと震えながらくたり・・・と力が抜けてしまった
「・・・・・?
どうやらようやく気を失ったようだ」
犬神はの蜜壺から抜いた手を愛おしそうに舐めとりながらを布団へと寝かす
に少し触れるだけで、その体は小さく震える
「少し無理させたか・・・?」
「・・少しですか?」
「・・・青女房か・・・」
「どうするつもりですか?その子娘・・・
いつものように逃がすのではないのですか?」
「・・・なぜそのような事を聞く?」
「なぜだと思いますか?それは犬神様がいつもの様に娘にしていないから・・・
その娘は特別だとでも?」
「は・・・いや、この娘は・・」
「同じです。人間は皆、同じです・・・
いつかは私たちを裏切り、貶める・・・
いったい何度同じ過ちを繰り返せば?」
「・・・・っ、わかっている。
・・・この、娘も・・・も一緒だということは・・・わかっている・・・」
それでも犬神はの頬を優しく撫でると、布団をかけてやる
「・・・青女房、の身の回りの世話をしてやってくれ・・・」
「・・・あなたがそう望むなら・・・」
犬神が部屋を出たのを確認すると、青女房はの躰を拭いてやり、着物を着換えさせた。