• テキストサイズ

恋愛物語超短編集

第1章 大人



ある練習の日、咲羅は最初からいなかった。



30分遅れて入ってきた彼女は制服だった。







学校をでるのが遅くなって、学校から直接ここに向かったそうだ。




短くしたスカートに、緩いリボン、第二ボタンまで開けたブラウス、程よく制服を崩し、着こなしている彼女はどこにでもいる普通の高校生だった。





畳に座るときに少しスカートの裾を気にする姿がやけに可愛い。




どうしたものか俺としたことが。
14歳も年下だぞ。




でも俺は、


咲羅が、どれだけ“大人の世界”を知っているのか、知りたくなってきてしまった。
/ 81ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp