第6章 バイト
「守ります………ってなに?中学校の時から決めてますって………」
私は恐る恐る聞いた。
秋「中学校の時お前、俺に好きな人いるの?って聞いただろ、あの時は違うクラスにいるよって言ったけど、それ嘘。俺ずっと咲羅のことが好きだった。」
秋「佐々木さん彼女いるにも関わらず、可愛い人に次々と手出してるみたいで、咲羅がそんなやつに奪われちゃうなんて超腹立つなって思ってたんだよ。」
秋「咲羅が大切だから、どうしても咲羅のこと、守りたかった。」
私は
“中学時代の秋斗の本音”
“佐々木さんの本性”
を上手く整理出来なかった。
でもね、これだけは言える。
「秋斗…………」
秋「どうした?」
「私も秋斗のことが大切だよ。」
秋斗は、なにも言わずに私の手を握った。
秋「好きだよ。今も変わらず。」