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銀の風

第14章 狩る者と狩られる者


「はぁ…はぁ…」




おっちゃんふっ飛ばして、ヒソカから逃げて
きたはいいけど……

血出過ぎたな…

何か赤い蝶寄ってきて目立つし
プレートは取り忘れるし
くらくらするし…

ついてねぇ~~…


暫く歩くと巨木が見えてきた。
あーだめだ。あそこで休も…。






「いででで……オレの髪、自分に使えたっけ…」

他人にはガッツリ使えるんだけど、自分は……
んー、ダメだった気が…

試しに1本抜いて傷口に当ててみた。


「あー…やっばだめだかぁ」


若干痛みが引いた?位しかねぇな。

じいちゃんも言ってたっけ。
オレの髪、今まで無いくらいに回復力強いけど
自分には殆ど使えないだろうって。


…やーめた。こんなん続けてたらハゲるわ。






  ガサッ


「…?」


誰か、来た?



……………………………………。






「…Σげっ ヒソカ…」

「やぁ♦キミもムチャするねぇ♠」


何でよりによってこいつなのォォオオ!?
せめてレオリオであって欲しかった!!

何事もなかったような笑顔で
ヒソカはオレの隣にしゃがみ込んだ。

…何で笑顔なんだよ。


「ゴンがいるとわかったから281番のあの男を
 逃がしたのかい?
 ボクに殺されるかも知れないのに?」

「……」

「図星かい?」

「わかってんなら訊くなっつーの。いてて…
 で?何の用?」

「クックック♥誉めに来た、って言うのもある
 けど様子を見に来たんだよ♠
 死んでもおかしくない傷だろうしね♣」


いや確実に殺る気だったろ。
昇天させる気満々だっただろ。


「顔、青いよ?」


そりゃさっきまで自分を殺そうとしてたヤツが
隣にいたら誰でも青くなるわァァァアア!!

するとヒソカは傷口に手を置いて…って!?



「いだだだだァァァアア!!」

「ハイハイ動かない♥」

「動かずにいられっ…いっだァァァァアアア!!」




こ、こいつ…絶対Sだァァァァアア!
ドが10個位付きそうなSだァァァ!!



おいそこ!オレはMじゃねーからな!



足つってるときに走れるか!?
無理だから!! それと同じだから!!

ヒソカ、マジで手ぇ避けろォォォォオオオ!!!
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