第12章 トリックと囚人の塔
「……」
「カタカタカタ…」
…ヒソカよりこっちの方がいいとは
言ったものの…
この人、何も喋んねぇ…。
ずっとカタカタ言ってるよ。
何か電池切れかけの時計みたいだな。
「カタカタ…ねぇ」
「ぅおぅ!?…な、なんすか?」
この道入って初めて喋ったァァ!!
「キミ、キルの何なの?」
「へ?キルって…もしかしてキルアのこと?」
え、この人キルアの知り合い?
こんなおっかない人と知り合いなのかアイツ!?
「そ。…このままじゃわかんないか」
うん。全くわかんねぇ。
すると何を思ったか、この人顔中の針を
抜きだした。
…"ヌルッ"て何? 針抜くだけにそんな音…
ボンッ ビキビキ…
「う…わ……」
え、この人顔にちゃんと骨ある?
何を事故ったらああなるの!?
「あーすっきりした」
抑揚のない声でそう呟くと、
改めて針男は向きなお……
……………。
誰ェェェエエエ!?
さっきと本当に同じ人!?
てか、絶対こっちの方がよくね!?
「で、キルの何なの?」
「あの、すいません
全く話が見えないんですけど」
「あぁ、オレはキルの兄」
「兄ィィイイイ!?」
「…煩い」
「はい、すいません」
んー…言われてみればつり目なとことか
似てるかも。 てか、そこぐらいしかねぇ。
「で、キルとどういう関係なの?」
「関係って…友達、だけど?」
「ふーん じゃ、ひとつ忠告しておくよ
キルに友達なんていらない」
…は? なに言ってんだこの人?