第3章 トラブル in 会場
オレの名前はフーガ。
フーガ=リオグール。
あんなに騒がれる理由は、オレの髪の毛。
まぁ、詳しい事は後々言うって事で。
あー、さっきステーキ食べてる時にフード邪魔
だから取ったんだっけ。
(やっぱフード被ろ…)
少し歩いたら、小太りなオッサンに声を掛け
られた。
「やあ、見かけない顔だね。新人さんかい?」
《こいつ、もしかしてクスカ族か?…売り
飛ばしたら高そうだな…》
うん、ガッツリ聞こえるぞオッサン。
一見優しそうな笑顔の後ろに見える"顔"には
意地悪そうな笑み…
その手には乗らないゼッ!(ドヤッ)
「俺はトンパ。今年で35回目の受験だからな
見かけない顔ってのはスグに分かるのさ」
誰も訊いてねぇよ。
てか35回目って自慢出来なくね?
「おっと、お近づきの印にこれやるよ。お互い
頑張ろうな」
誰も欲しいつってねぇって。
あと34回落ちてるあんたに頑張れとか言われ
たくない。
取り敢えず差し出された缶ジュースを受け取った。
「あ、ありがとう…」
一応トンパとかいうオッサンが人混みに消える
まで見送り、改めて手元にある缶ジュースを見る。
んー…さしずめ下剤ってとこかな?