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銀の風

第10章 ネコは高いところがお好き


「ワリ!おなかいっぱいになっちまった」


え"え"え"え"っ!?
ちょ、戻ってきて聞く第一声がこれェェェ!?

オレ何もしてねーし!


当の本人はというと、さっそく携帯電話で
誰かと口論中。


「とにかく、あたしの結論は変わらないわ!
 二次試験後半の料理審査合格者0よ!!」

…断言しちゃったよこの人。


「マジかよ」

「まさか本当にこれで試験が終わりかよ」

「冗談じゃねーぜ…!」


口々に呟く受験生。
勿論見える"顔"も、ほとんどが困惑の表情。
そりゃそーだよな。 ここまで来て
失格は納得できねーよな。


ドゴォオンン!!


「!」

音のした方を見ると、1人の受験生が
台を壊したところ。

255…トードー、だっけ?


「納得いかねェな
 とても ハイそうですか と帰る気には
 ならねェな」


…いや皆そうだって。

納得いかないのはわかるけどさ…
こればっかりはしょうがなくね?

あの人断言しちゃったし。


「ふざけんじゃねェーー!!」


…あ…マズい。 あの人"殺意"の
"顔"になってる。




パァアン


…お、おお 痛そ…
でもあの男の人が止めてなきゃ
トードー殺されたな。


「武芸なんてハンターやってたらいやでも
 身にくのよ。あたしが知りたいのは未知の
 ものに挑戦する気概なのよ!!」


うーん あなたの持論を言われましても…

どうしようもない展開に1人で
萎えてると、空から声が聞こえてきた。


『それにしても、合格者0はちと
 キビシすぎやせんか?』

「何だ?」


見上げると1隻の飛行船。
審査委員会の船らしい。

…え? 誰か…降りてきた!?


ドォン!

じ、じいちゃん…かっけぇぇええ!!

「審査委員会のネテロ会長
 ハンター協会の最高責任者よ」


…え、マジすか。 
今普通にじいちゃんって言っちゃったよ。
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