第9章 二次試験とサバイバル…ともう1人
~ ? Side~
ふぅ。まだ続くのか、あの試験は。
面倒だな。
ちょっと嫌気が差してオレは
さっき見つけた川の方に行った。
「あ」
川に沿って歩いてたら、反対の岸にいる
フード姿の少年が目に入った。
確かあいつ、キルと一緒にいたな…。
どうやら寝ているらしい。
特に人気もないし、この際目障りだから
消してしまおうか。
手にした針を投げる直前でオレは手を止めた。
「キル…」
何であんな奴に構うんだろ。
殺してしまえばいいのに。
「おーい、フーガー。起ーきーろー」
およそ今まで見たことない位の優しさで、
キルはフーガという少年を起こした。
「そろそろ戻ろーぜ?」
「おぉ」
キルの殺気が感じられない…。
いつもならこんなことあり得ないのに。
そういえばゴンとかいう奴と一緒に
いる時もそうだ。
殺気を出さずに接してる。
…どっちも目障りだな。
ハンター試験が終わる前に消しておこうか。
そう決めて、オレはこの場を離れた。