第9章 二次試験とサバイバル…ともう1人
~キルア Side~
フーガのヤツ、どこ行ったんだ?
ゴンは川の方にいるっつってたけど…
もっと上流の方か?
二次試験後半の内容のスシ。
何かハゲの奴が作り方バラしちまって
合格できそうな感じじゃないから
抜けてきたはいいが…
フーガが見当たらない。
腕輪も返してないし。
うーん、こっち行ってみっか。
おっ いた! って何やってんだあいつ?
寝てんのか!?
…無防備にも程があるだろ。
周りの気配に注意しながら、
オレはフーガに近づいていった。
「フーガー…って本当に寝てやがる」
何か考えてたのか?
近づいてみると、フーガの頬には
僅かに涙の流れた跡があった。
…オレ以上に何か抱え込んでんのかな。
ま、とにかく連れて帰んないと
失格になるからな。
「おーい、フーガー。起ーきーろー」
「…ん…?」
軽く肩を揺さぶると、案外あっさり
反応した。
「あれ?キルア?…やべっオレ寝てた!?」
「ん。そろそろ戻ろーぜ?」
「おぉ」
フーガを連れて、オレはもと来た道を
戻り始めた。