第6章 過去とあの人と出口と
無惨としか言い様がなかったよ。
本当にさっきまで自分の住んでた
場所なのかって疑いたくなるくらいにね。
それに、皆首がなくなってた。
髪の毛目当ての奴らだってのはすぐに
分かった。
首ごと持ってくなんて、オレ達を襲った事
と合わせて考えたらそれしか理由なかったし。
そこからあんまり記憶なくて…
まあ、逃げ出したのはハッキリ
覚えてるけど。
何か呼ばれた声が聞こえて目を開けたら、
目の前に男の人がいて。
最初はビビったけど、オレその人から
色々教わってさ。
あの人がいなかったら、オレ多分あそこで
死んでたね。
で、1年位したらふらっと行っちゃって。
あの人がいなくなる時に
"オレに会いたかったらハンターになれ"
って言われたの思い出して、受けにきたんだよ。
ハンターになって、あの人に会って
ちゃんとお礼がしたい。
話終わると、フーガは
少し寂しそうに遠くを見つめてた。