第6章 過去とあの人と出口と
オレ達の里は、よっぽど命知らずな人間以外
滅多に訪れる人のいない山奥にあったんだ。
オレの一族、"クスカ族"は
妙な事が無い限り、全員綺麗な白髪をしている。
そう、"妙な事"が無い限りは。
稀に銀髪の子が生まれる事があってさ。
大抵そういう子は何かしら不思議な力を
持って生まれる事が多いんだよね。
まあ、その子どもとか、他の皆も含めて
髪の毛の色が世界7大美色だかに数えられてた
らしくてさ。
何回も虐殺事件があったりしたから
ほとんど人の来ない山奥に里があったんだ。
あの日オレは、里から少し離れた森ん中で
遊んでたんだ。
そしたら何か嫌な感じが里の方からしたから
急いで戻ったんだけど…
里は壊されてた。