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消えない罪

第1章 失ったモノ



俺の名前は榊原、都内の大学に通う大学1年生
俺には10歳離れた兄がいる
兄の名前は榊原千秋
兄さんは俺の憧れで尊敬できる人物
顔立ちもいいため性別年齢問わず人気だが恋愛になると話を逸らされる
ちなみに俺の容姿は至って普通だと思う
ただ体重は…言えないな
そんなことを考えてると兄さんに呼ばれた


「おーい、!大学遅れるよ
早く降りてこいよ」
『兄さん、今行く!』


慌ててスーツに着替え兄さんの車に乗り込む
外はとても寒く雪がチラチラと降っている
ラジオが流れる


(本日の東京の天気は雪時々雨
今夜はとても冷えるので暖かい服を着ましょう)


「今日は雪が降るんだな
、今日用事があるから少し遅れるかも」
『あっ、帰りは大丈夫だよ!
本屋で友だちと待ち合わせしてるから』
「あぁ、紘夢クンだっけ?
大切な友人なんだから大事にしてあげなさい」
『わかった!ここでいいよ
送ってくれてありがとう』
「大事な弟だからな
時間ができたら携帯に連絡して
すぐ迎えに行くから
っと電話だ、気をつけていってらっしゃい」
『行ってきます!』


車から降り大学に通う
これが兄と過ごした最後の時間だった
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