第11章 2度ある事は3度ある
対誠凜は黒子に木吉と知り合いが多くて、始まる前からなんか恥ずかしい。
いや肉便器は事実じゃないけどね!
花宮は木吉が嫌いらしく、あの!原作みたいに木吉フルボッコ。
何それ、超うらやましい!!
なんで私があの扱いを受けられない!
私なら大歓迎なのに、世の中間違ってると思う。
私が代わってあげたい!
むしろ代わってください!!
だから木吉を凝視してたら目があった。
なんか悲しそうな?顔してる。
…………さーせん。
あ、待てよ。
ああああ!!!!!!
とんでもないことを思い出してしまった!
わ、私、木吉に性癖をカミングアウトした後、口止めしたっけ?
してない気がする。
いや、あの後あまりにも自然に木吉との関係を続けていたがために、すっかり失念していた!
何をしているんだ、自分。
誠凜に私の性癖がバレている可能性が、大!!
え、だったら肉便器の方がましなんですけど。
ど、ど、どうしよう。
死ねる。
このまま何もしないでも死ねそうな気がする。
ちろりと誠凜側を見れば私の事を蔑んだ目でみている気がする。
終った。
負のスパイラルに陥った私は試合を見る余裕はまったくなくなった。