第3章 非生産的な生活と私の過去
その時の私の感想と言えば、すごいの一言だ。
パパが世の中で最強なのではないかと、その日思った。
ちなみにこの話を私にしてきたのは、パパのご主人様である。
綺麗な顔をしていて、到底そんなことをするとは思えないような外道なことをする人だった。
ちなみに彼は醜い男が可愛い子を乱暴するのを見るのが好きだとも言っていた。
自分でやる分には、壊れにくい男がいいとも。
彼の顔を見つめていた。
あの日。
でも醜い男の人に乱暴にされるのは、興奮しなかった。
あの綺麗な男の人に暴行されたいと心の中で思っていた。
だからか、私は顔の整った人から暴行を受けたいという想いがある。
そして女の子だからか、顔や身体を誉めてもらいのだ。
あの綺麗な人に、可愛い子と呼ばれて興奮していた。
だから、あの人に殴って欲しかった。
それを言ったら唾を吐きかけられた。
「生意気だな」
そういって、酷く打たれた。
私の身体は吹き飛ばされて、机に強か頭を打った。
その様子をドアの隙間からパパが羨ましそうに見ていたのを覚えている。
私は、ようやくあの人に打たれたことに感動で身体が震えた。
きっとあの時から、私の中で何かが目覚めた。