第2章 進展?
「やるだけやんねーと後悔するぞ」
真剣な顔でそう言われて、はっとした。
今のまま何となく進んでいって、何となく内定もらった会社に就職して、刺激のない日々を過ごして歳をとる。
考えたら、楽しみってなんだろうって
黒くもやもやしたものが渦巻いた。
「そう、だよね。...私、やらなきゃ」
関のお陰で私の心に火が付いた。
「早速、連絡とってみる」
当時の上司にメール文を考えて送信した。
「ははっ、本当思い立ったらの行動だけは早いんだからはなは。
そういうとこ、好きだけど」
「ふふっ、ありがと。なんか関に気付かされてすっきりしたわー」
「よっし、そしたらはな、今日飲みに行くぞ!
サークルの後輩何人かに今日誘われてんだ。あいつらもはな来たら喜ぶだろうし」
ぱっと行こう
そう言われて久々テンションが上がった。
二宮さん、夜は遅くなるって言ってたからちょっとだけなら問題ないよね、
そう思い行くことにした。