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彼女(仮)

第2章 進展?


私も今日は大学に行く用があった為、準備を済ませると家を出た。


「うー、さむっ...」



今日は冷えるな


もう秋もいい頃か


大学に着くとゼミの教授に色々卒論についてアドバイスしてもらい、それを組み立てる為に学校の図書館で勉強していた。



「あれ、はなじゃん。」



「あ、関」



声を掛けられたかと思うと、そこには同じサークルの同級生の関がいた。



「ん?卒論してんの?」



「まあねー、今日はたまたま暇だったから」



「そっかー、はなは内定決まった?」


最近は誰と話しても就活の話ばっかり


うんざりするけど、逃げることはできないんだよな


「んー、一応何社かはもらってるけど、微妙なとこかなあ」


「あーね、俺もそんな感じだったわ。」


けらけらと笑いながら話す彼


「俺はさ、正直大企業とかよりインターンとかバイトで世話になったところの方が就活してるうちに魅力的に感じたんだよね。だから、バイト時代に仲良くしてもらってた社員の人に直談判して面接の機会作ってもらった。」


そんで、内定勝ち取った


ってダブルピースを見せてきた


何それ、私が今憧れてる道そのまま進んでるじゃん。


「私も、本当はバイト時代にやってたテレビ局での仕事をやりたいんだよね...」


そう漏らすと関は不思議そうな顔で言った。


「はなも、俺みたいに相談してみれば?」



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