第2章 そらるさんとファーストコンタクト
天「そらるさん?急に呼んでも平気なのかなぁ…」
スマホを取り出しながらも、気が進まないようで、ひたすら画面を見つめる天月にヘラヘラと笑いながらまふまふが言ってのけた。
ま「大丈夫大丈夫!あの人どうせ引きこもってて暇だから!!そらるさんに限って、まさか遊ぶ人もいないだろうし!」
天「いやそれまふくんのことでしょ」
ま「うぐっ」
おっとブーメラン。
美咲に関しては知らない人が増えると言うので、緊張しかしていない。
じゃあ呼ぶよぉ?と、そらるにラインを送った。
その瞬間
〈行くわ〉
と、返事が返って来た。
天「返事はっや!!!こっわ!!!え?!開いてたのこの人!!」
こっわ!!と、天月が騒いでいるとインターホンが鳴った。
もしや…と、玄関を見つめ固まっている天月を見て、まふまふは天月くん出ないの?とひたすら首を傾げていた。
しびれを切らしてまふまふが玄関へと向かう。
ま「はーい!わぁ、そらるさんじゃないですか!はやいですね!」
そ「まふまふもいたのか」
そんな会話がリビングに聞こえてくる。
『お兄ちゃん?"そらるさん"って、お兄ちゃんが呼んだ人でしょ?行かなくていいの?』
天「いや、うん、でもさ、はやくね…??」
『…はは』
天月と美咲は二人で苦笑いするしかなかった。