第9章 R18二口堅治
『えっと…』
二口「二口堅治です。」
『二口さん、最初にチョコレート専門店のチョコレートはいかがですか?』ニコ
二口「あ、食べたい。」
『かしこまりました!』
そういって、ちょこちょこと、走っていくさん。
鎌先さんが惚れたのぜったいあの人だ。
『お待たせしました!どーぞ、?』
二口「ありがとー、ん、うま!!なにこれ!!」
『よかったです。♪』
二口「!さん、結婚してるの?」
だいたい聞かれるこのセリフ。
聞きなれたセリフも
顔立ちの良い彼が言うとこんなにも…
『え、あぁ、、』
少しだけ挙動不審になる。
二口「?」
だめだめ。
恋愛してる暇なんかない。
『それより、あっちにもお店がありますよ?』
それに、いまは、仕事中だし。
二口「ねぇってば〜。それとも、彼氏?」
初対面の人にそうやってズカズカと土足で踏み入ってくる人って…
軽そうなイメージがあるのは私だけかな…
『すみません…仕事中に私用については話せないので…(苦笑)』
二口「あ、そっか。」
早々と納得する彼。
ふぅ、、
二口「じゃあ、終わった後、時間ありますか?」
『えっ?』
二口「俺、もっとさんと一緒にいたーい」
会って数分で何を言い出すの…!
この子!
最近の若い子って…
二口「だめ?じゃなさそうだね!じゃ、きまり〜♪ふんふふんふふーん♪」
子供のように鼻歌歌って…
ってぇええ、
なに?決まりって!