第6章 茂庭彼女
俺は呼ばれたことで鎌ちに言わなきゃいけない事を忘れてしまってて…
『要さん、教科書ありがとーです!たすかりましたっ。』
ちゃんから教科書を受け取る。
使ったページに付箋が貼ってある。
茂庭「いいえっ。よし、今日も部活だけどどうする?」
毎回可愛らしい絵と一言が書いてあって…
『今日は〜。まってる!』
それをみるのが楽しみだったりする。
茂庭「ありがとな!じゃ、いってくる!」
最近大会も終わり落ち着いている時期。
部活では手の焼ける後輩達の相手をしなきゃいけない。
まぁ、そんな時間も楽しいわけで。
二時間の部活動もあっという間に終わった。
二口「だぁぁっ!疲れたッ!いやしてほしいいいっ!」
笹谷「二口、最近そればっかだな。(笑)鎌ちに、似てきたな(笑)」
二口「はぁっ?!一緒にしないで下さいーっ!俺、鎌先さんとちがって、飢えてはないっすから!」
鎌先「ぬぁんだと!こら!てめ!!ふたくち!!!」
茂庭「ちょ、ちょちょ、やめなさいっ!早く着替えて部室出る!!」
ったく。
部員をさっさと部室から追い出して鍵をかける。
二口「あ、だ。ー!」
『ん?あ、二口。おつかれ!』
二口「一緒帰ろーぜ!」
『んー無理〜。』
二口「はぁーっ!いいじゃんっ、どーせ彼氏いねぇだろっつーの!」